骨粗鬆症とは
骨の強度が低下して、骨折しやすくなる病気をいいます。
骨粗鬆症により骨がもろくなると、わずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。
直接的に生命をおびやかす病気ではありませんが、骨粗鬆症による骨折から、介護が必要になってしまう人も少なくありません。
骨粗鬆症は痛みなどの自覚症状がないことが多く、定期的に骨密度検査を受けるなど、日ごろから細やかなチェックが必要です。
骨粗鬆症検査・治療で “骨折のリスク・心配を解消“
特に、脊椎圧迫骨折は、背中や腰が曲がるなどの原因となります。単なる腰痛として見過ごしていたり、痛みを感じない場合ももあります。1か所骨折すると、その周囲の骨にも負担がかかり、連鎖的な骨折につながりやすいため、早期発見・早期治療が重要です。
大腿骨近位部は、骨折すると歩行が困難になり、入院・手術が必要になってしまい、要介護状態になるリスクが高くなります。主原因は転倒ですので、骨粗鬆症の治療とともに転倒予防も重要です。
目的は、骨密度の低下を抑え、骨折を防ぎ、健康で生き生きとした人生を送る健康寿命を延ばすことです。治療の中心は薬物治療になりますが、食事や運動などの長年の習慣も深く関わっています。そのため、薬物治療とともに食事療法や運動療法も並行して行い、骨強度を高めていくことが重要です。